FC2ブログ

2019-01

新曲「ヴァイオリンとピアノによるカノン」公開


今年最後になる、新曲公開しました。曲自体は今年8月頃に完成していて、その頃に
研究していた、2声の平行カノンのまとめ的な曲を作ろうと思って作った曲です。
それを最近少し打ち込みしたり、楽譜動画作ったりして、データを完成させました。
この記事も8月頃に書いたものを編集しています。

曲はA→B→A'形式で32小節程度の長さですが、タイトルの様にカノンになっています。
(カノンについて知らない方は過去記事参照下さい)
この曲は、始まりから最後まで、先行のピアノの旋律を、後続のヴァイオリンの旋律が
1小節遅れで完全に同じ形で追いかける、厳格なカノンの形になっています。
"組曲「2声の平行カノンによるエチュード」"では無伴奏でしたが、今回はピアノの
伴奏付です。また、公開した動画は全パートの楽譜が付いています。

課題的な側面をある程度含んだカノンとは違い、この曲は短い作品として作ったので、
大分自由に書きました。なので、修行の為にある程度制限を付けていた、
以下の事項等を開放しています。
-8分音符の使用を控える
-8部音符の使用法の制限(8部音符で跳躍の禁止等)
-借用和音の使用を含む、他調への転調
-曲の長さ(9~11小節以外も可能)
-声部の交叉
-バスとしての声部(伴奏が別に付くので、2転の禁止等が解除される)
-似た音型を避ける
等等

また、カノン声部において連続5度等の禁則違反等が一部出てきますが、作品なので
無視しています。今回は"美しいカノンの旋律を作る"という点を重視して作りました。

今回苦労した点は、初めて最初から最後までカノンで3部形式的な普通の長さの曲
として作ったので、特に終止付近で、先行の旋律が終わった後、後続の旋律が続く為、
それに合わせてもう一度終止的な処置が必要になる点が苦労しました。特に
転調する場合は、後続の和音と先行する声部の旋律の一部をある程度合わせたりする
必要がある為、対応に色々と苦慮しました。

カノンの課題では終止部分(V)の旋律に、響きを充実させる為等の理由で、導音を
含む事が多々あるのですが、伴奏付のカノンの場合は、第3音は伴奏パートに任せて、
導音を含ませない方が良いのかなぁなんて思いました。
後続の声部で処置が面倒になるので。まぁ今回の反省点の一つです。

後、楽節を何小節で書くかという点で色々と考えさせられる事が多かったです。
カノンの課題は訓練の為、9~11小節(多くは10小節)で書いていましたが、
感覚的には8小節がやはり一番馴染みがあるんですよね。ポップスとかは
8小節か16小節が圧倒的に多いですしね。

それとこの曲は、実は最初は8度のカノンとして作っていたのですが、旋律が大体
出来た頃になって、それだと後続の旋律の音域が少し低いという事に気が付いて、
後で1オクターブ上げるという事をしました。その結果として、交叉が生まれたり
しています。連続5度も、元々は連続4度という、バス声部との関係でなければ何も
問題のない音程だったのですが、1オクターブ上げた結果として生じてしまいました。
簡単に直せそうな所は直したのですが、そうでない所は、それからの修正による
影響範囲が広くて大変そうだったので、無視して行く事にしました。
最初から同度のカノンとして作っていれば避けられたかもしれませんね。

訓練としての2声のカノンの課題では、ソプラノ声部とバス声部で書く為に、
バスをカノンとして書くという面から、2転を感じさせる旋律は禁止という所で、
旋律の取りうる可能性が大分少なくなってしまうのですが、今回は伴奏付きで、
バス声部をカノンにする必要が無いという事で、旋律の取りうる可能性が
多くなり、比較的カノンとしては作りやすかったと思います。転調等もバスがカノン
声部にあると難易度は上がりますが、それに比べればしやすかったと思います。

とは言え、正直作るのが難しくて、丸丸2日程度かかりましたが、それなりに面白い
曲にはなったかなと思います。(というか自分の中ではかなり良い出来のつもり)
曲の区切りが、もしかすると一度聴くだけだと、少々分かり辛いかもしれませんが。
転調したりしなければ、もっと簡単に作れると思うのですが、西洋音楽的な面白さ、
内容を求めたら、やはり転調しないと面白くないかなという事で、苦労しても
頑張ってみました。解釈は色々可能ですが、一応ニ長調→ロ短調→ト長調→
イ短調→ヘ長調→ニ短調→ニ長調…という感じですね。
一応遠隔調まで出てきますが、調性的には割と関連性のある、近めの調性しか
使っていないので、転調自体は自然な感じかなと思います。

こういう曲は、和声学だけ知っていても作れないし、対位法(カノン)だけ
知っていても作れないタイプの曲なのではないかと思います。まぁ逆に言えば、
和声学と対位法の両方を身に着けていれば、誰でも作れるかなという事になります。
ただ、知識として知っている程度では不十分で、感覚として習得している必要はあると
思います。どちらも習得には本気でやってもそれなりに時間がかかるかなと思います。
(一から始めたら数年はかかる)もちろんこういう曲を作るという点に絞れば、
そんなには時間はかからないと思います。


言うまでもなく、この曲の聞かせ所は、ピアノとヴァイオリンの旋律が追いかける
様子です。2つの同じメロディーが少し遅れて聴こえてくる感じを楽しんで頂ければと
思います。動画の楽譜を見ながら聴くとその感じが分かるかなと思います。
こういうスタイルで曲を作るのも面白いので、今後こういう曲もたまには
作りたいですね。

もしも、この曲に歌詞を付けたい!、なんて方がいらっしゃいましたら、
メロディー部分(最後の方のオクターブ奏法の所は無理ですが)はそのままで
ボカロに変更して移調して歌わせるので、ご連絡下さい。楽譜データ等をお渡しします。
(カノンという性質上音符の変更は不可能です)カノンに歌詞を付けると、
先日公開したカノンの歌のイメージに近い形になるかなと思います。
移調して音域を下げれば、弾き語り用の曲としても歌えるかもしれませんね。
(ピアノパートはあまり弾きやすいタイプではないですが^^;)

ちなみに、おまけとしてこの曲からヴァイオリンパートを抜いた、
ピアノソロバージョンも以下に公開しています。カノンとして作ったので、やはり
ヴァイオリンが入っている方が面白いと思うのですが、ピアノソロとしても一応
曲としては成り立つと思うので、聴けるとは思います。



OK Musicではこちらのページで公開しています。しばらく曲の公開は無さそうですが、
ではでは、今年最後のこの曲、楽しんで頂ければ幸いです。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

新曲"「We Will Rock You」の主題による変奏曲風エチュード"公開



--------------------------------------------------------------------------------
Var.:時間  ~特徴
 00:約00:01~主題提示部
 01:約00:06~主題に和声付け(ホ短調)
 02:約00:12~主題をそのままバスへ、ソプラノは2拍3連符の自由旋律
 03:約00:18~4分音符主体の変奏旋律、左手は2分3連譜
 04:約00:27~1つ前の変奏旋律をバスへ、ソプラノは8分音符の自由旋律
 05:約00:36~付点2分音符を使用した変奏旋律、バスは8分音符の自由旋律
 06:約00:45~3拍子化、8分音符の変奏旋律
 07:約00:52~3拍子、1つ前の変奏旋律をそのままバスへ
 08:約00:58~2拍3連符主体のアルペジオ変奏
 09:約01:04~2拍3連符の変奏旋律+和音
 10:約01:10~1拍3連符の変奏旋律、左手にも主題あり
 11:約01:15~オクターブ重ねた主題、左手は1拍3連符主体のアルペジオ伴奏
 12:約01:22~主題を反行させた感じの変奏旋律+両手で1拍3連符主体の
            アルペジオ伴奏で、経過的な転調
 13:約01:28~ロ短調で主題に和声付け、バスは8分音符の自由旋律
 14:約01:34~主題の長さを半分にしたモチーフを使用して、
            半小節遅れによる8度と8度のソプラノから始まる3声のカノン変奏
 15:約01:43~主題の長さを半分にした旋律を使用して、
            1小節遅れによる4度と7度のバスから始まる3声のカノン変奏
 16:約01:54~主題の長さを4分の1にしたモチーフを使用した変奏旋律
            主題の4音だけ、長さが2倍で中声にも登場
 17:約01:59~1つ前の変奏旋律を元に、2声の5度のカノン変奏
 18:約02:05~1つ前のカノンを元に、少し変えて上下オクターブで重ねた変奏
 19:約02:11~ニ長調で、最初4音(2小節)は主題そのままの変奏旋律
            (パッヘルベルのカノン風の旋律)
 20:約02:17~1つ前の変奏旋律を2倍の長さでバスへ、
            パッヘルベルのカノンの旋律を乗せた変奏
 21:約02:31~主題の長さを2倍にした変奏旋律、左手は16分音符
 22:約02:39~1つ前の変奏旋律をバスへ、ソプラノは16分音符の自由旋律
 23:約02:48~Var.17の変奏旋律を2倍の長さにした変奏+16分音符での
            アルペジオ+8分音符のオクターブバス
 24:約03:00~倚音+繋留音でシンコペーションを使用した変奏旋律
 25:約03:06~1つ前の変奏旋律を2倍の長さでバスへ、和声を大幅変更
 26:約03:14~主題を2倍の長さにしたものを変奏して、
            自由な3声の対位法風な変奏
 27:約03:23~1つ前の変奏旋律をバスへ、1つ前のバスを1オクターブ上げた変奏
 28:約03:32~1拍3連符のアルペジオ変奏、バスは自由旋律
 29:約03:41~繋留音を使用した変奏旋律、左手は16分音符のアルペジオ伴奏
 30:約03:50~主題再現部、上下オクターブで重ねてフィナーレ変奏
--------------------------------------------------------------------------------


今回は「We will rock you」のサビのメロディーを主題として、ピアノを使った
変奏曲風な曲に挑戦してみました。これはOK Musicのトロフェンさんの所で行われていた
「We will rock you 参加者大募集」の企画を見て、少し興味を持ちました。
ただ自分は直接参加しないけど、別アレンジとして出して、祭りを盛り上げるのに
参加しようかなと思って、その為の曲として作りました。

「We will rock you」は有名なイギリスのロックバンド、クイーンのとても有名な曲で、
TV等、どこかで聞いた事があって、知っているという人が多いと思います。
知らない方は、原曲がYoutubeで聴けると思います。
自分は当初リズムとサビのメロディーぐらいしか覚えていなかったのですが、だったら
そのシンプルなサビのメロディーを使って、多分誰もやらないであろう、変奏曲風な曲
として挑戦してみようと思って作った曲です。

変奏曲について全く知らない方は、いつもの通り、wikipedia参照して下さいw
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E5%A5%8F%E6%9B%B2
簡単に言うと、主題が色々な形を変えたりしながら出てきて、1つの曲が出来ている…
という感じの曲です。クラシック的な作曲をするなら、変奏曲はある意味避けては
通れない分野かもしれません。変奏曲自体は作らなくても、変奏、モチーフの活用と
いう部分はクラシック的な作曲ではある意味必須の部分とも言えるかもしれないので…


この曲の原曲は和音らしい和音が一切ついていない曲だし、サビがシンプルなだけに、
割と変奏曲に向いているかなと思いました。変奏曲は主題が8小節以上の長さが普通だと
思うのですが、この曲は主題に当たるサビが4小節と短いので、長さの割に、全部で
30変奏と変奏の数だけは多くなりました。また、変奏曲では変奏毎に完全終止する事が
多い気がするのですが、この曲は主題が短すぎるので、完全終止すると細切れみたいに
なってしまいそうな気がしたので、半終止で次の変奏に入っている場所が多いです。

今回割と原曲重視な変奏がメインで、旋律的な変奏を主として行っています。その為、
クラシックの変奏曲ではあまりやらないのかもしれませんが、この曲は原曲ほぼ
そのままの形で主題が出てくることも結構あります。また、原曲はズンズンチャという
リズムが特徴的なので、そこは原曲の雰囲気を残す為、そのまま残していたり、
変奏に合わせて2倍にしたり、拍子を変えただけだったりして出てきます。

今回も動画は一応楽譜付きですが、無駄に画面を占有してしまうので、
リズム譜は載せていません。また、動画は一部下の方の音符が隠れてしまって、
見えない所もありますが、オクターブ重ねていたりする所とかがほとんどで、
見えなくても問題ない所だけのつもりです。それと一部上手く楽譜に出来なかったので、
表示が少しおかしい所もあります。


この手の曲は、変奏曲を聴き慣れている人は問題なく聴けるかもしれませんが、あまり
聴いた事が無い人だと、意味が分からない曲になりかねないと思うので、一応説明した
表を作って、上に乗せておきました。まぁ自分にしか分からないかもしれない、ただの
メモだったりしますが^^;書いてある事も、分かりやすくする為に細かい事は書いていない
所もあるので、あまり正確では無かったりします。実際には楽譜と音源が全てですね。

どちらにしろ1回聴くだけだと良く分からないうちに終わってしまうかもしれません…
まぁ変奏曲というジャンル自体そういう部分は少なからずあるかもしれませんが、
この曲は主題が短い分、特に切り替わりが早いので…


変奏曲は以前1度だけ挑戦したことがあるのですが、未完成のまま放置となっています^^;
今回初めて完成させた変奏曲風な曲だけに、あまり変奏曲っぽいとは言えないかも
しれませんし(だから風と付いているのですがw)、正直出来が微妙な面もあるかも
しれませんが、習作という事でよろしくお願いします。そもそもポピュラーっぽいアレンジ
している部分があったりと、クラシック風とは言えないかも知れませんね。好きな変奏曲は
2曲しか無い、というかそれ以外はまともに聴いた事が無いもので…

以前公開した2声や3声のカノンエチュードもそうですが、エチュードには練習曲という
意味だけでは無くて、習作という意味もある様で、色々と使えていいですねw

エチュードと言えば、曲は一応手の届く範囲で、ピアノで実際に弾けるように作った
つもりですが、かなり速いうえ、16部音符がたくさん出てくるので、実際に演奏
出来るかは未知数だったりします^^;自分は元の10分の1のテンポでも弾けませんが、
それぐらいだったら弾ける人はいるかもしれませんね。
もし人間の手の動きでここを弾くのは物理的に無理だ等の情報があれば、教えて下さい。
ピアノ初心者の人間がなんとなくで作っているので、弾きやすい、弾きたくなる様な
タイプの曲ではないと思います。打ち込みも5時間ぐらいかけて自分ではそこそこ
頑張ったつもりですが、シンセ音で機械的な音楽としてやった方が良かったかもしれません。


今年初めてこの長さ(約160小節程度)の長い曲を作った気がしますが、今年はもう
この長さでは作らないでしょうw8分音符より細かい音符とか、3連符とか、3拍子とか、
パーカッションを使ったのも今年初めてだったりします。
と書いていて、全然今年は(今年も?)作品を作っていない事に今気づきましたw


それでは、少し変わったタイプの曲かもしれませんが、是非お聞き頂ければと思います。
OK Musicでは他の方が色々とアレンジされたりしていると思うので、
他の方のアレンジを聞いてみるのも面白いかもしれませんね^^
自分のOK Musicの公開ページは以下です。
https://creators.okmusic.jp/#!/works/88083

ちなみに、一応パーカッションを抜いたピアノのみの音源も以下に公開しています。
こちらの方がピアノ曲っぽいですね(当たり前ですがw)
両方聞かれた方は、どちらが良いと思うか、是非教えて下さいw
ではでは、楽しんで頂ければ幸いです。




テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

新曲「カノンの歌 ~エレクトロver.」公開

----------------------------------------
   アレンジ:純ぴょん
  ミックス:純ぴょん
マスタリング:純ぴょん
      歌:美姫
作詞・作曲:メロ重視
----------------------------------------

新曲をOK Musicの以下のページで公開しました。
https://creators.okmusic.jp/works/87742

これは、前回公開した「カノンの歌」が元になっていて、
美姫さんに歌って頂いた、ソプラノパートの音源データのみを元に、
OK Music等で活動されている純ぴょんさんが、個性溢れる素晴らしい
アレンジをして下さいました。

カノンの歌を美姫さんから投稿された際、ミックス等にも明るい純ぴょんさんが、
美姫さんの歌の倍音がどうなっているのか、興味があるという事だったので、
歌データをお渡ししました。それで話は終わったと思っていたのですが、
それがまさかのアレンジして頂けるという形で帰って来て、驚きましたw(゚o゚)w

この3人の組み合わせで初となるコラボ曲、是非お聴き頂ければと思います!

それでは、よろしくお願いします!

テーマ:DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 - ジャンル:音楽

«  | ホーム |  »

サイトメニュー

Twitter


カテゴリ

楽曲公開 (23)
作曲関係 (12)
DTM関係 (4)
レッスン関係 (13)
サイト関係 (22)
その他 (8)
未分類 (0)

最新記事

プロフィール

メロ重視(旧:SSNULL)

Author:メロ重視(旧:SSNULL)
アマチュア作曲家です。
メロディーとハーモニー重視の曲を作っています。良い曲を
作る為、日々鍛錬しています。

最近作った曲の一部は以下で公開を行っています。
ニコニコ動画
YouTube

リンク集

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ