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2019-09

対位法の書籍の紹介等

前回の和声の書籍に続き、今回は対位法関連の書籍の紹介です。

■厳格対位法 第2版 パリ音楽院の方式による
山口博史(著)
https://www.amazon.co.jp/%E5%8E%B3%E6%A0%BC%E5%AF%BE%E4%BD%8D%E6%B3%95-%E7%AC%AC2%E7%89%88-%E3%83%91%E3%83%AA%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E9%99%A2%E3%81%AE%E6%96%B9%E5%BC%8F%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B-%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E5%8D%9A%E5%8F%B2/dp/4276105455/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1543316148&sr=1-3&keywords=%E5%AF%BE%E4%BD%8D%E6%B3%95

対位法の実習書の類の本ですね。割と最近出版された本(2012年)で、文章が
読みやすいし、分かりやすく整理されているので、今から対位法の実習を行うなら、
これが一番お勧めの本です。
自分は対位法を習っている時、3声の対位法はこちらを使って行いました。
今度それ以上を実施するとしても、この本をベースにすると思います。
全くの初心者では無くて、対位法の課題を実習したことがある、対位法がどんなものか
分かっている以上の方には、お勧めです。


■対位法
ノエル=ギャロン (著),マルセル・ビッチュ(著),矢代秋雄 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E5%AF%BE%E4%BD%8D%E6%B3%95-%E3%83%8E%E3%82%A8%E3%83%AB-%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%B3/dp/4276105625/ref=sr_1_9?s=books&ie=UTF8&qid=1539306353&sr=1-9&keywords=%E5%AF%BE%E4%BD%8D%E6%B3%95

上の厳格対位法の本を作る際に参考にされたという様な本で、割と似た構成に
なっています。この本は何よりも、他の本より実施例が美しく、その為だけに買っても
いいかもしれないぐらいです。本の構成は、説明と実施例がはっきりと分かれていて、
初学者向きではないと思いますが、必要なことがまとめられているので、ある程度
分かっている人なら使いやすいタイプです。


■二声対位法
池内友次郎(著)
https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%8C%E5%A3%B0%E5%AF%BE%E4%BD%8D%E6%B3%95-%E6%B1%A0%E5%86%85-%E5%8F%8B%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/4276105226/ref=sr_1_6?s=books&ie=UTF8&qid=1539306353&sr=1-6&keywords=%E5%AF%BE%E4%BD%8D%E6%B3%95

自分は対位法を習っている時、2声の対位法はこちらを使っていました。
この本は、1965年出版と古く、旧字体が使われている程は古くないですが、現在では
まずしないような言葉の独特な言い回しがされているので、何よりも日本語の読解に
苦労します。芸大和声でもこの本の著者が参加していて、芸大和声はとても
読みやすいのに、なんでなんでしょうね…ただ、書かれている事は非常に細かいし、
譜例も豊富なので、2声の対位法をしっかりやりたいという人にはお勧めです。

ちなみに、同じ著者による、この本の続編とも言える、3声-8声対位法の書籍も
存在するのですが、絶版です。需要がかなり少ない為、対位法、
というかクラシック関連の作曲系の書籍は絶版が多いです^^;


■学習追走曲
池内友次郎(著)
https://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E8%BF%BD%E8%B5%B0%E6%9B%B2-1977%E5%B9%B4-%E6%B1%A0%E5%86%85-%E5%8F%8B%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/B000J8VGBA/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1539310293&sr=1-1&keywords=%E5%AD%A6%E7%BF%92%E8%BF%BD%E8%B5%B0%E6%9B%B2

上に書いた2声対位法、3声-8声対位法と同じ著者による書籍ですが、こちらも絶版です。
この学習追走曲は、日本で学習フーガを作ろうと思ったときに、まず間違いない程
使われる本です。というか、日本で学習フーガ=この本使って研究しました、みたいな
構図にもなるかもしれません。和声と言えば、芸大和声が一番使われていますが、
フーガと言えば、この学習追走曲が使われるという感じでしょうか。

この書籍はやはり何よりも、上記2冊と同じ著者の本の為、日本語の読解に苦労します^^;
もともとの内容が難しいので、読みやすければ、もっと理解しやすいかも
しれないのですが…譜例から内容を理解しろという事でしょうか。もちろん、音大の
作曲科出身の人ならほぼ使ったことがあると思われるぐらいの本なので、内容自体は
とても充実しています。一応、芸大和声3巻終了後に、取り掛かれるような内容に
なっています。(というか芸大和声3巻の最後の辺りは、少しフーガっぽかったりする
様な内容になっている)

この書籍、現在入手は困難ですが、ヤフオク等にたまに出ています。
(以前見た時は落札金額50000円ぐらいでした^^;定価当時約3000円)
音大の図書館で貸出を行っている所もあるので、近くにあれば借りれるかもしれません。
自分は昔一時期、年会費を払えば、部外者の一般人でも入れる、音大の図書館に
通っていた事があって、この本も借りた事があります。また、その道の方に学習フーガを
作りたいと習いに行けば、入手法が存在しないので、仕方なく、コピーさせてくれる
かもしれません。学習フーガを学ぶ必要がある音大の作曲科の学生等は、
恐らく仕方なくコピーを使用していると思われます。

自分は途中まで人に見てもらいながら行っていましたが、
諸事情が重なって、途中で辞めてしまいました。いつか続きを再開したいですね。


■バッハ様式によるコラール技法: 課題集と60の範例付き
小鍛治邦隆(著),林達也(著),山口博史(著)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%8F%E6%A7%98%E5%BC%8F%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%8A%80%E6%B3%95-%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E9%9B%86%E3%81%A860%E3%81%AE%E7%AF%84%E4%BE%8B%E4%BB%98%E3%81%8D-%E5%B0%8F%E9%8D%9B%E6%B2%BB-%E9%82%A6%E9%9A%86/dp/4276106060/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1540961571&sr=8-1&keywords=%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB

前回紹介した新しい和声や、今回紹介した厳格対位法の著者の方も参加している本です。
純粋な厳格対位法を学んだだけでは、不十分すぎてバッハに近づく事は出来ませんが、
バッハのコラール集は対位法と和声学の橋渡し的な役割をする曲集としても、
重視されている様です。
この本はそのバッハのコラール集を研究する為に役立つ、珍しい本となっています。
自分は少しこの本で研究しようとしましたが、結局ほとんど行っていません^^;
この本を実施するには、どちらにしてもバッハのコラール集を研究する必要があります。
バッハのコラール集は楽譜もCDも出ていて、比較的簡単に入手できます。ただ自分は、

楽譜を買う→難しくて弾けない
CDを買う→371曲もあって、楽譜とCDで順番が一致していないので、
どれがどの曲か分からない、さらにCDは歌唱の為か、移調されていた
という感じで、実施を諦めました^^;
バッハのコラール集好きな方なら良さそうですが、それだったら和声課題の方が
好きな曲が多いので、いいやと自分はなってしまいました。


他にも書籍はたくさん持ってますが、ここら辺にしておきます。
まぁどうせこんな記事の需要も少なさそうですのでw

音楽理論書の書籍に興味があれば、古いものはともかく、最近のものなら
Amazonで以下の様に検索すればたくさん出てくると思います。
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E5%AF%BE%E4%BD%8D%E6%B3%95

最近出版された「モードからフーガまで 実践!しっかり学べる対位法」という本も
買うだけ買ったのですが、まだ読んでいません(笑)


まとめると、個人的なおすすめの書籍は以下の感じかなと思います。

・和声学…和声―理論と実習(本格的にやりたい方向き)
       作曲法サポートページ(それなりに深くやりたい方向き)
・対位法…厳格対位法 第2版 パリ音楽院の方式による(初心者以上向き)
・学習フーガ…学習追走曲(入手困難、玄人向け)

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

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